2017年08月07日

充電型補聴器について

鹿児島市西田の補聴器専門店『鹿児島中央補聴器』のブログへようこそ。

本日は、昨年より各メーカーから発売されている充電型補聴器についてお伝えします。

大きく分けて、2タイプの充電方式を採用しています。
充電池内蔵型のリチウムイオン電池とハイブリッドという謳い文句で登場した銀亜鉛電池と空気電池を併用することができるモデルです。

まず、『リチウムイオン電池』を採用しているメーカーはフォナックとシバントスです。

リチウムイオン電池は日本発というのをご存知でしょうか。
現在、旭化成株式会社の顧問をされている吉野 彰 博士が1985年にリチウムイオン電池の基本概念を確立し1991年に実用化されています。

これを補聴器に採用するには、安全性や電圧の違い(リチウムイオン電池 3,7V/補聴器 1,4V)など様々な問題を克服し誕生しており、「充電池の交換の頻度が少ない」「充電するための時間が短い」など、ユーザーの期待に応えるものとなっています。どちらの補聴器も、完全防水ではありませんが、国際規格のIP68(防水・防塵)を取得しています。

どちらも、3~4時間でフル充電となり24時間使用することが可能です。また、充電を忘れた場合には30分の充電で7時間使用できますので安心です。

充電の使用回数は1,500回程度となりますので、毎日充電した場合で4年~5年は電池交換が不要ということになります。

チャージャーケース-half-open_small.jpg
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大きな違いは、フォナックのオーデオB-R・ボレロB-Rは充電する際に充電器と充電池側が接触する方式をとっています。(接触部にはチタンを採用し湿気、サビ対策はなされています。)それに対しシバントスのセリオンは非接触型のため、湿気の影響を受けにくいとされています。

価格帯はオーデオB-R・ボレロB-Rが片耳¥320,000-~ セリオンが片耳¥243,200-~となっています。共に充電器込みの価格です。

次にご紹介するのが、NJH(株)が販売するベルトーンのレジェンド63DW-RとユニトロンのモクシーフィットRになります。
こちらは従来から補聴器に採用されていた『銀亜鉛電池』を使用したモデルです。

この2器種の特徴は、万一、「充電するのを忘れた」「外出先で充電が切れた」など不測の事態が起きた時、電池枠を取り換えることにより従来の補聴器用電池が使用できるハイブリッド型の採用です。

また、これまでレジェンド63DWやモクシーフィットをご使用中の方も充電器セットを購入するとその恩恵が受けられます。

充電の使用回数は約400回となっていますので、毎日充電をした場合、年1回程度の電池交換が必要です。

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価格はレジェンド63DW-Rが片耳¥223,200-~ モクシーフィットRが片耳¥201,200-~となります。こちらも充電器セット価格です。

今回ご紹介した補聴器は、これまで補聴器をご利用されてたユーザーのニーズの応える製品です。

●電池の切れるタイミングがわからない
●電池交換が面倒
●充電を忘れた・途中で充電切れになった時に対応できる(急速充電・ハイブリッド)
●使用済みの電池の処分が面倒 etc

気になる方は是非、体験を‼お問い合わせだけでも結構です。



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2016年12月08日

カスタムIEMの取り扱いを開始します。

鹿児島市西田の補聴器専門店『鹿児島中央補聴器』のブログへようこそ。

昨日、カスタムIEMのWestone社の研修を受けてきました。
Westone社の前身は、補聴器製造を生業としており、その経験を活かした聴覚とカスタムIEMのパイオニアです。

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詳細は準備中ですが、近日中にDEMO器を取り揃え提供してまいります。

乞うご期待
posted by きくぞう at 15:02| Comment(0) | 製品情報 | 更新情報をチェックする